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展覧会2つ

先週東京で、2つ展覧会を観てきました。
ひとつは『ヘンリー・ムア  生命のかたち』



この展覧会ではブロンズ像や大理石像は点数はあまりなかった。
でも、リトグラフの『ヘルメット・ヘッド』シリーズと『ストーンヘンジ』の連作が
とても興味深かった。

『ヘルメット・ヘッド』は射撃用の小穴から覗く兵士の目を思わせる
版画の連作だ。
小穴に見える片目が、「黙視」、「直視」、「狂視」などと付けられている
作品タイトル名の通りに、その目の奥に鮮烈な感情をふくんでいるようで。。。とても惹きつけられた。
単純な表現で、とても多くを語っていることの驚きも含めて。



『ストーンヘンジ』、この場所は、わたしがいつかきっと訪れてみたい
場所だ。
この一連のリトグラフが展示されている部屋にいると
なんともいえない不思議な感覚にとらわれた。
あたかも過去に訪ねたことがあって、その場の空気や場の気みたいなものが
体の中に記憶されていて、それが呼び起されたような感じ。。。
写真で実物の様子を見るよりもずっとリアルに感覚に迫ってきた。
臨場感というか。。。月夜に光る石や雨に濡れ黒い光を放っているような
石に囲まれたスペースに足を踏み入れたかのような。。。なにか正確には言葉にできない。

ストーンヘンジはムア自身も23歳の頃初めて訪れ、ふかく感動したそうだ。
その後何回か訪れ、このテーマを50年以上もあたため、74歳の時に
表現の啓示を受けてこれらの作品を完成させたとのことだ。

10月17日までブリヂストン美術館
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

DSCN1413_20100926123541.jpg

もうひとつは
東京都庭園美術館でおこなわれている『香水瓶の世界』
小さくてきれいなビンというのは、オトメ心を刺激されるものですよね。^^)
この展示では紀元前3000年ちかくのものから現代までと7つの展示室に分かれて
とても見応えがあった。

とくに興味深く観たのは、古代のアラバスターやガラス製のもの。
石を彫って壺にした香油瓶は、キリストの時代はこんなのつかってたのかな、と、
じっくり観てきた。
アラバスターという石は純白で光を抱え込み内包するような柔らかい石で
うっとり眺めてしまった。
17世紀以降では、小さな瓶にこれでもかって、いうくらいゴージャスな
装飾を凝らしたものなどもあり、ホント、いろんな意味で溜息が出てしまった。

香水というイメージと遠いメカな感じをデザインに取り入れた瓶も
印象深かった。(画像右側の瓶)
フランスのゲラン社で出した、香水『夜間飛行』。
サン・テグジュペリの小説『夜間飛行』を読んで、感銘した
ゲラン家の当時の経営者が(小説家の友人でもあった)が作った
ものだそうだ。

展示されているとても古い香水瓶のなかには、中身が少し入っているものもあり、
この中身の香りはいったいどんなのだろうか。。?と、興味もそそられてしまった。

庭園美術館、初めて行ってみたけれど、
建物を巡るだけでも楽しめる。
壁やドアや照明などなど。。。
照明なんかとても素晴らしくて、香水を一通り観終わった後、天井を見上げつつ
改めて一部屋一部屋巡って鑑賞してしまった。

こちらは11月28日までです。

DSCN1405.jpg

ところで、そのとき庭園に咲いていたこの花、何の花なんだろ?

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No title

「あたかも過去に訪ねたことがあって、その場の空気や場の気みたいなものが体の中に記憶されていて、それがが呼び起されたような感じ。。。」
そういう場所が私にもあります。
DNAが過去の記憶を伝えているのかもしれないと思います。

下のお花は、写真が遠いのでよくわかりませんが、ユッカのような感じがします。この花ですか?↓
http://www.hana300.com/yukka0.html

庭園美術館

おぉーっ。
実は、この前の展示(有元さん)を観に行きたいなぁ、と
何度も何度もHPをチェックしていたのですよ。結局駄目でした。
Asaさんはお出かけになれたんですね。

繊細なアートを鑑賞する場所として素晴らしいと思います。

随分以前になりますが、この中のどこかのスペースを借りた
立食パーティーに参加させてもらいましたよ。
今もそんな使い方ができるんでしょうかね・・・。

Re: No title

うさぎさん
お花、教えていただいたユッカだと思います。
美術館の中を観た後で、なんだかぼーっとしていたのと、とても暑かったのとで
ズームで撮ればよかったものを、離れたところで撮っただけにしてしまいました。^^;)
葉っぱは棕櫚っぽいな、とは思ったのですが。。
説明を読んだら、ユッカは和名が「厚葉君が代蘭」ということなので、皇室のお屋敷にまさしく
ふさわしい名前ですもの。これに間違いないと思います。
すっきりしました。ありがとうございます!

説明のつかない記憶。。前世とか100%信じているわけではないけれど
こういうことがあると、そうなのかな。。。と、思ってしまいます。

Re: 庭園美術館

calvinaさん
庭園美術館、とても気に入ってしまいましたよ。
有元さんの作品が、あの建物の中に展示されている状態を
想像すると、とてもステキですよね。
わたしも観たかったです。

calvinaさんはあの中でのパーティーに出席されたことがあるんですね。
すごーい。
とてもゴージャスなひと時だったのでしょうね。

今度はもっと過ごしやすい季節にゆ~っくり庭園も歩いてみたいです。
(帰る日の午前中に行ったので、白金台で地下鉄を降りたら、
駅に荷物を預ける場所がなくて、炎天下荷物をガラガラ引いての移動
だったんです。^^;)
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