ジョン・アーヴィング作品と映画~2

「未亡人の一年」
未亡人の一年〈上〉 (新潮文庫)未亡人の一年〈上〉 (新潮文庫)
(2005/08)
ジョン アーヴィング

未亡人の一年〈下〉 (新潮文庫)未亡人の一年〈下〉 (新潮文庫)
(2005/08)
ジョン アーヴィング



以前「オーウェンのために祈りを」のことを書いてそのあとすぐに書こうとしていたのに、2ヶ月半ほど経ってしまいました。
その間にこの小説をもとにした映画「ドア・イン・ザ・フロアー」も
もう一度見直したり、いろいろ考えれば考えるほど書けなくなるというか。。。
奥が深すぎる。。。==;)


以下長くなりますので、
どんなかな。。。と、興味ある方は読んでみてください。


上巻の主役は高校生のエディー。
夏休みのアルバイトに絵本作家の助手として働く。
その家庭には作家とその妻と4歳の娘がいるのだが、
生きていればエディーよりも年上の、ふたりの兄弟が過去にいたのだが
交通事故で亡くなっている。
妻はそのショックから未だ立ち直ることができず、娘に愛情を注ぐことができないでいる。
作家は作家で、つぎつぎと多くの女性遍歴を重ねているが、
娘には暖かい愛情を注ぎ、じっさい日常も細やかに面倒を見ている。

その夫人とエディーがひと夏とても深い関係になる。
その夏のことを中心に書いているのが上巻。

下巻は小さかった娘が成長して、名の通った作家になっているところから
のはなし。
上巻で、夫人は娘を置いて、ある日突然姿を消す(出て行く)ので
当然心に大きな傷や、なぜ自分をおいて出て行ったのか?という、
やり場のない悲しみを抱き続けている。

その娘と、やはり作家になったエディーとの関わりや
娘の生涯のパートナーに出会うまでこと。エディーと元夫人のこともからんでくる。


映画は上巻のみを元にして作られているのだが
なんか、わたしにとっては、映画を観たことで、上巻の内容がより
深く入り込めたような気がしている。


「上」では、大切な人を失った時の悲しみの感じ方
現れ方が男女でとても違うということ。
女性は「体」で悲しみ。
男性は「頭」で悲しむんじゃないかな、と、思ったり。。

父親である作家は、随分とチャラい遍歴を重ね、もう
病的というか、しょーもなさすぎとも思えるけれど
真正面から悲しみを表わしかねる結果、屈折して現れた行動というか
それなりに、深い悲しみ中にいたのだと思う。。。なんてことを
考えたり。

「下」では、女性の好きな言葉「運命の人」ということが
ひとつの柱になっていて、べつにロマンチックじゃないかたちで
運命の人について語っていると感じた。

図書館で借りて読んだのですが、これもとにかくながーーいので、
延長してもらって、それでも後半かなりとばして読んだから
もう一度じっくり読んだら、またちがうことを思うかもしれない。
何年も経ってから再度挑戦しようか。。。(その頃にはもっと根性なくなっている
と思うから、無理かも。。。)


映画もとてもオススメです。
ジェフ・ブリッジスが出演してるし^^)
ドア・イン・ザ・フロア [DVD]ドア・イン・ザ・フロア [DVD]
(2006/06/23)
キム・ベイシンガー、ジェフ・ブリッジス 他

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