ティンブクトゥ

ティンブクトゥ (新潮文庫)ティンブクトゥ (新潮文庫)
(2010/06/29)
ポール オースター

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この本を書店で手にしたのは、表紙のワンコに魅かれたからでした。
ポンと同じムクムク犬には、反応してしまうんです。^^;)

どんな内容なのかな。。と、裏表紙の内容の紹介を読むと
「~放浪の詩人を飼い主に持つ犬の視点から描かれる思い出の日々、
探し物の旅、新たな出会い、別れ。詩人の言う「ティンブクトゥ」とは
何なのか?名手が紡ぐ、犬と飼い主の最高の物語。


これは、ワンコと暮らす人にとっては、むむむと魅かれる紹介文ですよね!

語り手の犬ミスター・ボーンズの主人ウィリーはかなりイカレタ人物で
最後はホームレス状態で、不治の病になり、死んでしまう。
そのあとのミスター・ボーンズの遍歴は、読んでいると、なんだか小さい頃に観た
ディズニーの実写動物映画を思い出してしまいました。(「三匹荒野を行く」。。だったかな?)

ミスター・ボーンズの回想や夢の中に、頻繁にウィリーが登場するのだけど、
本当に彼らは魂が通じ合っていたというか、ウィリーが思っていた以上に
ミスター・ボーンズは彼のことを深く理解し、愛情をもっていたのでした。

犬やネコって、人間の言葉はしゃべれなくても、人間の(話す)ことは理解はしている、
それも人間が想像している以上に、というスタンスで物語が描かれているのだけど、
本当にそうかも。。。と、犬やネコと暮らしている人は、思い当たる節は、
ありますよね。

この本は個展の時、来場される方が途絶えた時に、暇を見つけて
読んでいたのですが、この部分ーー
「ーあたかも彼(ウィリー)が見守ってくれているような気がした。
上から見てくれているその目というのが、実は自分の中にあるのだとしても、
大きくみれば違いはない。なぜならそれらを見守ってくれる目こそ、
この世で一人ぼっちだと、感じるか、感じないかの違いにほかならないからだ
。-」
を、読んだ時うるうるーっときてしまって、今、誰か来たらまずいぞっ!と、
焦ってティシュを出したのでした。

あ、「ティンブクトゥ」の意味をここに書くのはやめときます。ヤボですもんね。




この文庫本の最後の解説はshaggy dog storyという英語の俗語から展開
して書かれているのだけど、その言葉自体をぜんぜん知りませんでした。
shaggy dog(シャギードッグ)はポンみたいなモシャモシャいぬのことです。
この話のミスター・ボーンズもそうです。

意味は
話し手には面白くても、聞き手には退屈な長話、
えんえん続く話で最後にわっと何かあるかと思いきや、オチがないという
話しのことを言うそうです。

まさしくこのブログのことかも。。。^^;)

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