映画『蜂蜜』

このDVDを手に取ったきっかけは、レンタル店の棚に
『蜂蜜』『ミルク』『卵』とタイトルが並んでいて
なんだかお菓子の材料みたいだな~と、目を引いたからだった。

トルコのセミフ・カプランオール監督三部作。
ユスフという男性の壮年期『卵』、青年期『ミルク』、少年期『蜂蜜』
の順に発表されたのだけど、わたしは年齢を追う順番で観てみた。

個人的には最初に観た『蜂蜜』がとても素晴らしく、
わたしの中で、いつまでも心に深く残る映画のひとつになった。

ユスフは6歳の男の子、養蜂家のお父さんが大好き。
山深いところに住んでいる。
緊張すると上手く言葉を発することができないという障害を
持っており、学校でも友だちと打ち解けられない。
ある日お父さんが蜂の巣を仕掛けに山の奥に入り帰ってこなくなる。。。

黒目がちのきれいで大きな瞳のこどもと養蜂というつながりで
どうしてもビクトル.エリセ監督の『みつばちのささやき』
を思い出さずにはいられない。

ユスフ役の男の子がとてもよくて、観ているうちに自分も子供の目線になって
いることもあれば、親の目線になっていることもあり、
とにかくこの子の演技とは思われない自然なしぐさで
このトルコの山奥の小さな男の子の精神世界にひきこまれていった。

トルコと森って、認識不足であまり結びついていなかったので、
こんなに美しい森があるということを初めて知った。

DVDは日本では3部作セットしか販売していないので
『蜂蜜』だけ、UK版のを購入してしまった。
(言葉はトルコ語、字幕が英語だけど、科白が少ないので
なんとか大丈夫^^;)

『蜂蜜』公式ページ



<<印象に残るいくつかのシーン>>
 
小さいユスフを膝に乗せて「夢の中の話や大事な話は小さな声で話すんだよ。」とやさしく言うお父さん。

お父さんが発作を起こす持病を持っていて、手馴れた様子で介抱するユスフ。

学校の授業で挙手する時、トルコでは人差し指を立てるようで、
レストランとかで給仕の人を呼ぶときの仕草に似ている。
小さい子がそういう仕草をしているのが、なんだかかわいかった。

ユスフが教科書をうまく朗読できない時に見せる隣の席の男の子の
心配そうな困惑した苦しそうな表情。

自分が母親を守っていくのだという、決意を込めた表情でミルクを
飲み干すユスフ

などなどたくさんあって、、、全部挙げるのは控えておきます。

コメントの投稿

非公開コメント

カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
月別アーカイブ