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深淵

昨日観て来た。

あまりに深淵すぎてどう書いていいか分からない。
気後れして持ち続けることができないので故意に避けていた
尊く重大なものを否応無く突きつけられ、持たされた感覚。
これからも心の中に存在感を持ってあり続けて問いを投げかけてくることだろう。

モノクロームの画面は、本の中で見たことがある19世紀のヨーロッパの
農夫の写真の世界そのまま、そこに入り込んだような、
その時代の人をそのまま観ている様だった。

貧しく苛酷な環境に住む農夫とその娘と一頭の馬。
日常のルーティンワーク、きまりきった食事、その繰り返しの生活に、
全くおさまらぬ大嵐が、脅威をもってひたひたと追い詰めてくる。

世界の終末がやってきたとき、人間はそれでもとりあえずいつもの繰り返しを
どうにかこなそうとして生きていこうとするのだろうか。

途中で酒を分けてくれと街からやってくる男が一方的に話す話のなかで
人間の堕落が終末を招いたのだ、、というようなことを言っていたのだが
その内容がことごとく今のこの国---一部の人間の私利私欲のために
人間の手に負えないもの(核)を手にし、未曾有の災害にあってもまだ
目が覚めず突き進もうとしている---に当てはまっている気がした。

大変なものを観てしまった!というのが率直な感想だ。
映画のラスト後に額にヘンな汗をかいていた。こんな感覚を持った映画ははじめてだ。

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