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Old Folk Craft

東京からこちらへ帰る日
渋谷の松涛美術館で今開催中の『古道具、その行き先ー坂田和實の40年』を
観に行きました。

もともと古いものが好きだし、
坂田さんが開かれた千葉にある美術館『as it is』にも
かねてから興味があったのだけど、非常に行きづらい場所なので
こういうチャンスを逃すわけには行きません。
展示は古今東西、古くは紀元前エジプトのマスクから
昭和の魚焼きの網までとにかくいろいろ。
でも、どれもが、存在感をもって、そこに在りました。

帰ってきてからも、それらに共通した「何か」とは
何だろうか。。。と、ずーっと考えていました。

例えば、フライヤーにも使われている室町時代の木製の狛犬
風雨にさらされ、磨耗し、もはや狛犬と言われなければわからない姿。
(オオサンショウウオにも見える?)
でも、くすっと笑えるような、なんか心動かすような力をもって
そこに居ました。
リネン柄の木製のドア、ロシアのイコンなど当時の職人の手によるものだけでなく、
砂糖絞りの布(多分粗糖の茶色に自然に染まり、何度も継ぎをあてられ
続けできた、薄茶の濃淡のパッチワーク)やおじいさんの手づくり封筒など
日常生活で使われるなかで生まれたうつくしさ(おもしろさ)もありました。

それらは、それぞれの時間をその時代の人々によって
使用されたり、祈りを捧げられたり、たしかに暮らしの中で
おおいに活躍した時代があったものたちで、
その’気’のようなものをたしかに漂わせているような気がしました。

それらはみんな人の手によって、この世に生まれ、時を経ても尚
何か心を動かす力を持ってそこに存在する。
なんか陳腐な表現しか浮かびませんが、「心が宿っている」のを感じました。

そして、そういうもたちに囲まれている時間がとても心地よく、
展示室の中央に設置されたとても立派なすわり心地の良いソファに
どっぷり身をゆだね、その時空を堪能しました。


わたしが、作り出した木のものたちも、わたしが想像できる範囲以上に
時間を経ても、この世のどこかに存在しているとしたら
どんな在り様を示しているのだろうか?と、考えてしまいました。

とても良い時間でした。

この展覧会のことを教えてくださったhuiziさん、本当にどうもありがとうございました。

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あのソファにずっと座っていたい、と思いました。
お役にたてて嬉しいです。

huiziさん

松涛美術館、渋谷の若者の雑踏をかき分け歩いたら、別天地!ってかんじでした。
あのソファはほんとすばらしいですよね!

わたしが行った時も、坂田さんが様子を見にいらしていて、
会場に詰めている美術館の人が、「座っていても楽しくて」と、
坂田さんにおっしゃっているのを小耳にはさんで、わたしまで
にこにこしてしまいました。^^)

いいところを教えていただきました。ありがとうございます!

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