じんわり響く

先月、映画『じんじん』を観てきました。
この映画は、俳優の大地康夫さんが、北海道剣淵町を訪れた際、
町ぐるみで、大人たちが子ども達に、絵本の読み聞かせをしている
様子に胸を打たれたのがきっかけで作られたそうです。

DSCN3039.jpg

映画の中で町の大人達が、読み聞かせするば場面がしばしば出てきます。
図書館の中に読み聞かせ用の
木で作られたブースというか、囲まれた空間がいくつかあって
その中で、子どもが数人、そして絵本を読む大人と膝を突き合わせるような
距離感で、本を読んでもらえるのです。
子供達は食い入るように絵本の世界にひきこまれて。
こんな環境で育った子供達は、きっと何物にも変え難い大事なものを
胸に携えて成長できるのでしょうね。

ストーリーは、過去、離婚によって、会う事ができなかった父と娘が、
剣淵を舞台に偶然再会し、繰り広げられる確執、
そして、絵本を通して、絆を改めて確かめあうというもの。
周りを取り巻く人たちに、悪人はひとりも登場しない。
安心してストーリーに引き込まれ、そして、ときにホロっとさせられます。
(ほんとは、ホロッとじゃなくて、涙ボロボロのところも^^;)

大地康夫さん演じる主役の父親は、各地をまわるガマの油売りの大道芸人で、
また、惚れっぽくて、おっちょこちょいのお調子者的なキャラクターは
どうしても寅さんを彷彿としてしまいます。
そういう愛すべきキャラクターは、映画の世界の中に形を変えても
時々登場して欲しい存在です。

映画の中のストーリーにも関わってくる絵本
クロコダイルとイルカクロコダイルとイルカ
(2013/05/12)
作:ドリアン助川 絵:あべ弘士

商品詳細を見る

手当たり次第出遭った生きものはなんでも食べてしまうクロコダイルは
みんなから怖れられ近づいてくるものは居ません。
しかし、あるとき、かわいいイルカに出遭ったことで
クロコダイルの心に大きな変化が。。。というおはなしで
読後になんともしれない余韻と、特に後半のあべ弘志さんの
絵は圧巻で、胸に迫ってくるものがあります。
こちらも、書店で手にとって、見ていただきたいです。

『じんじん』公式サイト→

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