本との一期一会

本にも不思議な出会いというのがある。
つい数日前にも、それは起こった。

銀行の用事で街に出たついでに、ジュンク堂書店へ文庫本を買いに寄った。
店内のおしらせのポスターに洋書70%offセールとあったので
どれどれと、ついでに売り場に見に行った。

運よく欲しい本があって、2冊選んだあと、帰り際何気なく(ほんとに)
隣の棚の端っこがちらっと視界に入った。
あまり厚くない地味~な薄いグレーの背表紙。
あれっ!?Tarkovskyって書いてある。。と、思って、手にとってぱらぱらっと
見たら、それは写真と短文集で、タルコフスキーの映画の一場面を
抜き取ったような光景がつぎつぎ現れ、思わず息を呑んだ!
驚いたことにそれらの写真はすべてポラロイドで撮られているというのだ。
ということは、露出とか焦点とか調整なしということか?

表紙裏に印刷されたガーディアン誌書評
~まさにフェルメールのような画家にしか成し得ない
色と光の有機的な調和がそこにある。~(チョー拙訳byAsa)

まさしくほんとうに絵画を観ている様なのだ。ポラロイドなのに。。

DSCN0447.jpg  よくぞ出会えた!よく見つけられた!と、
            不思議うれしい気分がしばらく続いた。
            これはきっと、ずっと手放さずに大事にしていく本だと感じている。
                 DSCN0448.jpg


似た経験でもうひとつ印象深いことがある。

数年前、近くのスーパーに入っている本屋さんで、別にその本棚に
特に用もないのに、何気なく一冊手に取った本(その本も、とくに
理由があって手に取ったわけではない)の下になっていた本が
熊谷守一の猫ばかり集めた画集だった。
引きつけられるように手に取り、買い求めた。
大きな書店の美術コーナーに並んでいて・・というのなら
別段不思議ではないのだ。
スーパーに入っている書店にそれがあって、
(求龍堂の本だし。。)しかも別の本の下になっていて外から全然見えなかったのに
そこで出会ったというのが、偶然とはいえすごく不思議だった。

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同じ経験あります。

同じ経験あります。昔、図書館で借りた本ですが30年後に神田の古書店で出会ったときは感動しました。『阿詩瑪』(あしま)という中国の雲南省少数民族の民間叙事詩を翻訳されたものです。未来社から1957年に出版されています。宇田禮・小野田耕三郎氏の翻訳。題字は幸田文、装丁は朝倉摂両氏。たくさんの人が心血そそいで創られた本です。現在の出版状況から量産される本とは違うぬくもりを感じて、ときどき取り出して触ります。

Re: 同じ経験あります。

伺っただけでも、とても貴重な本だというのがわかります。
数十年ぶりで出会えるというのは、本当に運命なのでしょうね。
この言葉はあんまり安易に使うのを
ためらわれますが、konomiさんの場合、まさしく使えますね。
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