3月に観た映画

すごく観たいと思ったわけではないのだけど
映画の招待券をいただいて、たまたまタイミングが合ったので
観に行きました。

愛・アムール

まず、行って驚いたのが、大入り満員!
しかも年齢層が高い。60~70代のご夫婦が多いので
びっくり!
平たく言うと、フランスの老夫婦の老老介護の話なので
そういう観客層というのも納得できるけど。。。

この映画は今年度のアカデミー作品賞を獲ったという話題性も
手伝ってのことでしょうね。

でも、内容的には、う~ん、はぁー。。。ってかんじ。
(…って、まあ、わたし的にはあんまりねぇ…という)
老老介護の問題って、日本のほうが先進的に問題になっていると思うので
今、こういう風に突きつけられても、欧米での評判ほどには
衝撃や感動は受けなかったと言うのが、正直なところでして。

欧米、特にフランスの夫婦って、いつまでも「男と女」であることが
根幹にあるようで、ふたりの関係に他の人に立ち入る隙を与えたくない
というのが強いのだろうか。この映画に関しては、娘に立ち入る
ことを許さない。

フライヤーの文章には「至高の愛」なんて表現もあったけれど
なんかよくわからないな~。
介護疲れということは考える余地はないのかな。。。とか。

この夫婦は音楽家、妻はピアニストだったので、映画のなかで
流れるピアノの曲はきれいでした。
それと、娘のファッション、テーラードカラーのショートコートに
パンツスタイル、コートの中は上質の薄手のニット(多分カシミヤ)だったり
カットソーだったり、シンプルでオトナなかんじが素敵でした。




1月に観た映画(DVD)

昨年の夏ごろから秋にかけて公開されて、観たいと思っていた
映画が(何かと忙しくて映画館には行けずじまいだった)
12月頃から軒並みDVD発売されているので
先月借りて観ました。

星の旅人たち [DVD]星の旅人たち [DVD]
(2012/11/02)
エミリオ・エステヴェス、マーティン・シーン 他

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きっと ここが帰る場所 [DVD]きっと ここが帰る場所 [DVD]
(2012/12/26)
ショーン・ペン、フランシス・マクドーマンド 他

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少年と自転車 [DVD]少年と自転車 [DVD]
(2012/10/05)
セシル・ドゥ・フランス、トマ・ドレ 他

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それでも、愛してる [DVD]それでも、愛してる [DVD]
(2012/11/09)
ジョディ・フォスター、メル・ギブソン 他

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はからずも、みんな父と息子との関係が軸になっている映画でした。

「星の旅人たちは」は、不慮の事故で失った息子の目指していた
聖地巡礼の旅に出る父親。その旅の中で、息子を近くに感じられる
ようになっていく。
この聖地巡礼、ちょっと憧れたりしているのですが、
あんまり年を取ると踏破できないそうだから、
多分、憧れで終わるのだろうな。。。
監督エミリオ・エステべスと主演マーティン・シーンは実の親子。


「きっとここが帰る場所」は30年間音信不通であった父子が
父の死によって出ることになった旅のなかで、
父の思いや深い闇を知ることになる。
わたし的にはこれを一番楽しみにしていました。
ショーン・ペンの映画にU2のBONOの娘さんが出演し(若いのに
やっぱりさすがオーラが違う!)デヴィッド・バーン(元トーキングヘッズ)も
音楽と自身も出演しているのだから!
全体に流れる独特の不思議感と映像の美しさも印象的です。


「少年と自転車」は、父に実質捨てられた少年がそれでも
父親に見せる健気な愛情に泣かされる。ハッピーエンドでほっとしました。


「それでも愛してる」は、特にすごく観たいと言うわけではなかったのだけど
気にはなってたので。
鬱病で手にはめるビーバーのぬいぐるみを通してしか
人とコミュニケーションできなくなってしまった父親。
その父親が心の病から回復させるキーパーソンは
家族の中で一番関係が上手くいかない高校生の長男だった、という
話。(もっといろいろなことがありますけど)

確かに家族というグループの中で
父親と息子というのは、一番やっかいな
愛情というものを、素直に表わすことができない、
不器用な関係かも知れないな。。。と。

深淵

昨日観て来た。

あまりに深淵すぎてどう書いていいか分からない。
気後れして持ち続けることができないので故意に避けていた
尊く重大なものを否応無く突きつけられ、持たされた感覚。
これからも心の中に存在感を持ってあり続けて問いを投げかけてくることだろう。

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映画『蜂蜜』

このDVDを手に取ったきっかけは、レンタル店の棚に
『蜂蜜』『ミルク』『卵』とタイトルが並んでいて
なんだかお菓子の材料みたいだな~と、目を引いたからだった。

トルコのセミフ・カプランオール監督三部作。
ユスフという男性の壮年期『卵』、青年期『ミルク』、少年期『蜂蜜』
の順に発表されたのだけど、わたしは年齢を追う順番で観てみた。

個人的には最初に観た『蜂蜜』がとても素晴らしく、
わたしの中で、いつまでも心に深く残る映画のひとつになった。

ユスフは6歳の男の子、養蜂家のお父さんが大好き。
山深いところに住んでいる。
緊張すると上手く言葉を発することができないという障害を
持っており、学校でも友だちと打ち解けられない。
ある日お父さんが蜂の巣を仕掛けに山の奥に入り帰ってこなくなる。。。

黒目がちのきれいで大きな瞳のこどもと養蜂というつながりで
どうしてもビクトル.エリセ監督の『みつばちのささやき』
を思い出さずにはいられない。

ユスフ役の男の子がとてもよくて、観ているうちに自分も子供の目線になって
いることもあれば、親の目線になっていることもあり、
とにかくこの子の演技とは思われない自然なしぐさで
このトルコの山奥の小さな男の子の精神世界にひきこまれていった。

トルコと森って、認識不足であまり結びついていなかったので、
こんなに美しい森があるということを初めて知った。

DVDは日本では3部作セットしか販売していないので
『蜂蜜』だけ、UK版のを購入してしまった。
(言葉はトルコ語、字幕が英語だけど、科白が少ないので
なんとか大丈夫^^;)

『蜂蜜』公式ページ

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pina

3月は家族の用事がつまっていて
忙しくすぎてしまった。
でも、これだけは見逃すまい!と、観に行ったのが
ヴィム・ヴェンダース監督作品『pina』です。




わたしにとっては初の映画館での3D体験だった。
最初、劇場の外観、客席が映ったときは、3Dカードっぽい立体感で
なんだかな~と、思ったけれど、いざダンスの中にカメラが入ると
まさにステージの間近、あるいはステージ上にいるかのような感覚があり
臨場感に、驚いた。
ー例えば、一人の女性ダンサーが地面(ステージにつちが敷き詰められている)にうずくまっているのが、すぐそこにいるように感じたり、群舞する男女の汗が飛び散り、呼吸音、体がぶつかる音などが、とても生生しく迫ってくるように感じたのだ。ー
圧巻は『フルムーン』という演目のシーン。
ステージ上に堀状のものが設営されて水とともに踊るという演出なのだが
その水しぶきがまさにこちらの方に飛んでくるようだった!

映画の中で観たそれぞれのダンスは、あとあとまで、心に留まるような
不思議な感覚を呼び起すものが多い。
それをことばで具体的に表現することはできないのだけど、
そのことがまさしく魂に訴えかけるということなのだろうと思う。

この映画は、ピナに対する舞踊団のダンサーたちの尊敬と愛に
満ち溢れている。
ピナ・バウシュという女性がますます魅力的に感じてしまった。

ジャンルは違っても、表現者ということで、ルーシー・リーと
なにか共通するものを感じたりして、、
どちらも、わたしの理想、憧れの女性です。

公式hpはこちら→pina

いま公開中の『ピナ・バウシュ夢の教室』も近いうちに観に行かねば!
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