1月に観た映画(DVD)

昨年の夏ごろから秋にかけて公開されて、観たいと思っていた
映画が(何かと忙しくて映画館には行けずじまいだった)
12月頃から軒並みDVD発売されているので
先月借りて観ました。

星の旅人たち [DVD]星の旅人たち [DVD]
(2012/11/02)
エミリオ・エステヴェス、マーティン・シーン 他

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きっと ここが帰る場所 [DVD]きっと ここが帰る場所 [DVD]
(2012/12/26)
ショーン・ペン、フランシス・マクドーマンド 他

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少年と自転車 [DVD]少年と自転車 [DVD]
(2012/10/05)
セシル・ドゥ・フランス、トマ・ドレ 他

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それでも、愛してる [DVD]それでも、愛してる [DVD]
(2012/11/09)
ジョディ・フォスター、メル・ギブソン 他

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はからずも、みんな父と息子との関係が軸になっている映画でした。

「星の旅人たちは」は、不慮の事故で失った息子の目指していた
聖地巡礼の旅に出る父親。その旅の中で、息子を近くに感じられる
ようになっていく。
この聖地巡礼、ちょっと憧れたりしているのですが、
あんまり年を取ると踏破できないそうだから、
多分、憧れで終わるのだろうな。。。
監督エミリオ・エステべスと主演マーティン・シーンは実の親子。


「きっとここが帰る場所」は30年間音信不通であった父子が
父の死によって出ることになった旅のなかで、
父の思いや深い闇を知ることになる。
わたし的にはこれを一番楽しみにしていました。
ショーン・ペンの映画にU2のBONOの娘さんが出演し(若いのに
やっぱりさすがオーラが違う!)デヴィッド・バーン(元トーキングヘッズ)も
音楽と自身も出演しているのだから!
全体に流れる独特の不思議感と映像の美しさも印象的です。


「少年と自転車」は、父に実質捨てられた少年がそれでも
父親に見せる健気な愛情に泣かされる。ハッピーエンドでほっとしました。


「それでも愛してる」は、特にすごく観たいと言うわけではなかったのだけど
気にはなってたので。
鬱病で手にはめるビーバーのぬいぐるみを通してしか
人とコミュニケーションできなくなってしまった父親。
その父親が心の病から回復させるキーパーソンは
家族の中で一番関係が上手くいかない高校生の長男だった、という
話。(もっといろいろなことがありますけど)

確かに家族というグループの中で
父親と息子というのは、一番やっかいな
愛情というものを、素直に表わすことができない、
不器用な関係かも知れないな。。。と。

深淵

昨日観て来た。

あまりに深淵すぎてどう書いていいか分からない。
気後れして持ち続けることができないので故意に避けていた
尊く重大なものを否応無く突きつけられ、持たされた感覚。
これからも心の中に存在感を持ってあり続けて問いを投げかけてくることだろう。

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映画『蜂蜜』

このDVDを手に取ったきっかけは、レンタル店の棚に
『蜂蜜』『ミルク』『卵』とタイトルが並んでいて
なんだかお菓子の材料みたいだな~と、目を引いたからだった。

トルコのセミフ・カプランオール監督三部作。
ユスフという男性の壮年期『卵』、青年期『ミルク』、少年期『蜂蜜』
の順に発表されたのだけど、わたしは年齢を追う順番で観てみた。

個人的には最初に観た『蜂蜜』がとても素晴らしく、
わたしの中で、いつまでも心に深く残る映画のひとつになった。

ユスフは6歳の男の子、養蜂家のお父さんが大好き。
山深いところに住んでいる。
緊張すると上手く言葉を発することができないという障害を
持っており、学校でも友だちと打ち解けられない。
ある日お父さんが蜂の巣を仕掛けに山の奥に入り帰ってこなくなる。。。

黒目がちのきれいで大きな瞳のこどもと養蜂というつながりで
どうしてもビクトル.エリセ監督の『みつばちのささやき』
を思い出さずにはいられない。

ユスフ役の男の子がとてもよくて、観ているうちに自分も子供の目線になって
いることもあれば、親の目線になっていることもあり、
とにかくこの子の演技とは思われない自然なしぐさで
このトルコの山奥の小さな男の子の精神世界にひきこまれていった。

トルコと森って、認識不足であまり結びついていなかったので、
こんなに美しい森があるということを初めて知った。

DVDは日本では3部作セットしか販売していないので
『蜂蜜』だけ、UK版のを購入してしまった。
(言葉はトルコ語、字幕が英語だけど、科白が少ないので
なんとか大丈夫^^;)

『蜂蜜』公式ページ

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pina

3月は家族の用事がつまっていて
忙しくすぎてしまった。
でも、これだけは見逃すまい!と、観に行ったのが
ヴィム・ヴェンダース監督作品『pina』です。




わたしにとっては初の映画館での3D体験だった。
最初、劇場の外観、客席が映ったときは、3Dカードっぽい立体感で
なんだかな~と、思ったけれど、いざダンスの中にカメラが入ると
まさにステージの間近、あるいはステージ上にいるかのような感覚があり
臨場感に、驚いた。
ー例えば、一人の女性ダンサーが地面(ステージにつちが敷き詰められている)にうずくまっているのが、すぐそこにいるように感じたり、群舞する男女の汗が飛び散り、呼吸音、体がぶつかる音などが、とても生生しく迫ってくるように感じたのだ。ー
圧巻は『フルムーン』という演目のシーン。
ステージ上に堀状のものが設営されて水とともに踊るという演出なのだが
その水しぶきがまさにこちらの方に飛んでくるようだった!

映画の中で観たそれぞれのダンスは、あとあとまで、心に留まるような
不思議な感覚を呼び起すものが多い。
それをことばで具体的に表現することはできないのだけど、
そのことがまさしく魂に訴えかけるということなのだろうと思う。

この映画は、ピナに対する舞踊団のダンサーたちの尊敬と愛に
満ち溢れている。
ピナ・バウシュという女性がますます魅力的に感じてしまった。

ジャンルは違っても、表現者ということで、ルーシー・リーと
なにか共通するものを感じたりして、、
どちらも、わたしの理想、憧れの女性です。

公式hpはこちら→pina

いま公開中の『ピナ・バウシュ夢の教室』も近いうちに観に行かねば!

2月に観た映画

先月に観た映画(備忘録)
『セラフィーヌの庭』
セラフィーヌの庭 [DVD]セラフィーヌの庭 [DVD]
(2010/12/22)
ヨランド・モロー

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観たよ、という知人の感想がそんなに面白くなかったというものだったので、
劇場公開のときになんだか行く気がそがれてしまったのだが、
DVDが出たので観てみた。

キャッチコピー「花に話しかけ、木に耳をすませて、心のままに、私は描く」
とあったので、貧しいながらも、純粋な創作にすべてを捧げる妖精のような心
の女性の話かな。。と、想像していたけど、いい意味で裏切られた部分もあった。
彼女が画商に認められ、絵を描く事と引き換えに、生活が安定するやいなや
贅沢な住宅や浪費にはしったりするところなども、それまでの経済的に恵まれない
人生を思えば、納得がいくわけで、そういうところもしっかり描かれていることで
かえって人間像も奥行きが出ていたように思った。
印象的なシーンはセラフィーヌが木に登って枝に座って木や風を感じるシーンや
ラストシーン。

観た後、いろんな意味で数日あとをひいてあれこれ考えてしまった。
表現すること、それにまつわる精神的なことなど。。。
例えば’天賦の才能とは?’とか、
’沸き起こるある意味コントロール不可能な創作エネルギーを自分に納得させるのに
宗教(何かを深く信じること)がその大きな助力となるのではないか’などなど。。。

しかし、このセラフィーヌを演じたヨランダ・モローという女優さんは、すごい!
観ているうちに、セラフィーヌその人自身に思えてしまった。

そして、セラフィーヌという画家、私は、この映画で初めて知ったのだけど
絵は、好きか嫌いかという以前に、なんとも知れない無気味なパワーがあって
映画の中でも、セラフィーヌが「私は、自分の絵が怖いんです。」と、いっていたけど
まさしくそんな感じ。草木が持つエネルギー(ときには畏れを感じてしまうほどの)が
絵のなかに率直に表現されているかんじがした。


セラフィーヌはいつも薄汚れたグレーのショールをまとい、
大きなバスケットを持ち歩いている。
こんな、イメージ。 思い出して描いてみた。


『クレイジー・ハート』
クレイジー・ハート [DVD]クレイジー・ハート [DVD]
(2010/11/26)
ジェフ・ブリッジス、マギー・ギレンホール 他

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昨年この映画でジェフ・ブリッジスがアカデミー主演男優賞を獲った映画。
アルコール依存症のカントリー歌手という、まあよごれ役でしょうか。
過去スターとして華やかに脚光を浴びていた時代もあったが、
すっかり落ちぶれて、自ら運転してドサ廻りをする歌手なのだが、
素晴らしい歌、メロディーを作り出す才能は枯れずに持ち続けている。
私生活も数回結婚離婚を繰り返し、孤独の身となってしまった。
旅の途中で、出会った女性と落ち着いた家庭を持つ夢をもつのだが。。。

主人公を支える友人(酒場のマスターでやはりアルコール依存症経験者)や
いまや大スターとなった弟子(?)が、心から再生を願って陰ながら
彼を支えているところに救いがあった。

役作りのために太ったのか、お腹もぽっこりでているし。
でも地がカッコイイから、何でも決まっちゃうんだよな。。。
味わい深い歌もよかった。ギターも自分で弾いているんだろうか?

ジェフ・ブリッジスのすごいところは、2枚目の役はもちろん、そんな役を演じたら
相当なイメージダウンでまずいんじゃ。。。と思えようなサイコな役もやっちゃったり
とにかくいろんな役を演じているところだ。
個人的には『フィアレス』(飛行機事故で奇跡的に助かった男性が、その後危険な
事、状況になんの恐怖感も覚えなくなるというはなし)の役が印象深い。

『フィッシャー・キング』
フィッシャー・キング [DVD]フィッシャー・キング [DVD]
(2010/06/25)
マーセデス・ルール、ロビン・ウィリアムズ 他

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ジェフ・ブリッジス出演作品で観ていなかったので、選んだ。
こっちの方が、話としては『クレイジー。。』より好きだ。
直接的、間接的に心に大きな傷を負った男2人の心の交流。
人気DJだった主人公(ジェフ)の電波上の不用意な発言が引き金で
リスナーが銃乱射事件を起こし、ショックのあまりに立ち直れないでいるところに
その事件で妻が被害者となり、やはりその衝撃から心の病になり大学教授から
ホームレスになってしまっている男(ロビン・ウィリアムス)と出会うところから
いろいろ起きるわけです。シリアスタッチで描かれているわけではなく、笑えるところも
多々ある。
主人公の心根のやさしさというか、イイヤツなところが観た後に
ほーーッとした安堵感をくれる。
ロン毛のジェフ・ブリッジスもかっこいいです。^^)
(ストーリーを語るのは長いのでやめときます。)



そのほかは、

『抱擁のかけら』…ペドロ・アルモドバル監督作品ペネロペ・クルスが超セクスィ~です。

『笑いながら泣きやがれ』…スコットランド映画・命がけで人を笑わせることって、ある意味
                       格闘技みたいだな、、と、思った。

『不思議惑星キン・ザ・ザ』…旧ソ連映画、奇想天外なゆる~いSFもの。これはまたの機会に書きます。
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